今回はヨルダンからイスラエルの行き方です。
私はキングフセイン橋(イスラエル側の呼び名はアレンビー橋)を使って国境を越えました。アクセスが良いのでほとんどの旅行者はこのルートをたどります。
一方で、実は正規ルートではないために「世界一難しい国境越え」と言われています。
ヨルダンからイスラエルに渡る方、この記事を見れば大丈夫です。私の体験とともに紹介していきます!
目次
ヨルダン→イスラエルの国境越え費用
61 JOD(ヨルダン・ディナール)+47 NIS(イスラエル・シェケル)でした。日本円で約1万1000円くらい。
交通関係でトラブルがあったので割高になってしまいました。本来なら計5000円くらいで済むはずです。
- ヨルダン側国境までのバス(11JOD)
- アンマン市内~ホテル~ヨルダン側国境のタクシー代(40JOD)
- ヨルダンの出国税(10JOD)
- イスラエル国境からエルサレム市内への移動費(47NIS)
キングフセイン(アレンビー)橋とは
ヨルダンとイスラエルを結ぶ陸路の国境です。 ヨルダン側はキング・フセイン橋と呼び、イスラエル側はアレンビー橋と呼んでいます。ヨルダンのアンマンからだと、車で1時間くらいで着きます。
地球の歩き方によると、国境があいているのはヨルダン側が8:00~14:00(金・土は13:00まで)、イスラエル側が8:00~20:00(金・土は13:00まで)みたいです。正式な国境として認められていないため、パレスチナ人と外国人観光客しか利用できません。
必要な持ち物はパスポートと出国税10JOD(約1500円)だけです。
国境越えの前に/行き方は2通り
陸路で超えるので、自分で国境まで行かないといけません。アンマンからの方法は2つ。
- JETTバス(11JOD)
- タクシー
ヨルダン観光ではおなじみのJETTバスは国境越えも取り扱っています。事前の情報収集でお得だとわかったのでJETTバスに決めました。
いつもと同じようにアブダビにあるチケットセンターでチケットを買って乗り場に行きます。かなり大きなバスでしたが先着順だと思うので前日までにはチケットを買っておくことをオススメします。
アンマンからキング・フセイン橋へ
JETTバスでの行き方

乗り場はチケットセンターの目の前。朝7:00に出発します。
中東旅行は早起きばかり・・・
バスには行き先が書いていないので、乗務員にチケットを見せてから乗り込みます。
あとは座っているだけで国境!のはずでしたが、
パスポートをアンマン市内のホテルに預けたままでした。
タクシーでの行き方

バスに乗って30分以上経過したところでした。一緒にいた友達も忘れていました。
萎える・・・
国境が閉まってしまうと大変なのですぐに運転手に伝えてバスを降ります。
タクシーでアンマン市内のホテルに帰り、パスポートを返してもらいました。ホテル側が手配したタクシーで再びキング・フセイン橋へ。
追加で支払ったタクシー代は合わせて40JODくらいです。
国境のキング・フセイン橋に到着したのは11:00ごろ。
車と人でごった返していましたが、そこら中に警備員がいるので行き先を尋ねながら窓口を探します。
人の流れに乗り、長い行列並んでいると、係員から「君たちはここじゃない」と言われ、ノーチェックで通れるレーンを勧められます。
その後も、外国人旅行者用のルートはわかりづらく、職員にパスポートを見せながら窓口を探しました。
JETTバスは窓口の近くに止まります。集団で国境を超えるので迷うこともありません。
JETTバスの方が安いし楽だがらおすすめ。
キング・フセイン橋
外国人用の国境窓口へたどり着くと、その建物の前がJETTバス乗り場でした。
11:00ごろだったのでバスの渡航者もおらずガラガラ・・・・
窓口でパスポートを預け、出国税10JOD(約1500円)を支払います。バスが来るまで椅子に座って待ちます。
30分くらい待つと、JETTバスが来ました。アンマンからの便とは違う組なので、車内は空席だらけ。10人くらいしか乗っていません。
出発前に車掌が来て料金を集め始めます。私たちはアンマン~キングフセイン橋のJETTバスのチケットを持っていたので無料になりました。車内でパスポートが返されましたが、スタンプは押されていませんでした。
あとは寝ていればイスラエルとの国境に着きます。15分くらいかな。
イスラエルの入国審査
イスラエルの建物は新しくてきれいです。ここで、
- 荷物検査
- 身体検査
- 入国審査
これらの入国審査があります。人が少ないのでかなりスムーズ。
噂の「世界一難しい国境越え」は・・・拍子抜けでした。
「目的は?」「観光です」「何日?」「4日です」
これだけで終わりました。日本人だから?気付いたらイスラエルに入国していました。
パスポートにはシールが貼られ、入国カードが挟まれています。
ちなみに入国カードはペラペラの紙で小さいのでとても重要なものです。出国の際や免税品申告以外にも、街頭で提示を求められることもあります。私もパレスチナに行った時に銃を持った兵士に求められました。
入国したら各都市にいくだけ(エルサレムへ)

あっけないですが入国しました。
建物内に両替所があるので、イスラエルのシェケルに両替してバス乗り場へ行きます。
エルサレム行きのシャトルバスに乗ります。運賃表をみて、一番安かった乗り合いタクシーにしました。荷物込みで47シェケル(約1500円)です。

乗り合いなので定員が満たされたら出発します。7人乗りくらいで、荷物を入れるトランクもありました。
エルサレムの市内までは1時間くらいです。
エルサレム到着!

以上になります。
エルサレムはヨーロッパの街並みととても似ていて、ヨルダンとは全く違う雰囲気です。日本人に好意的な人が多く街中で何度も声をかけられました。
歴史的な建造物が多いので見どころも満載。中東旅行の際はイスラエルはおすすめですよ。