宅浪成功のカギはモチベーションと効率だ

勉強 その他

何かとネガティブがイメージの強い自宅浪人。

「自宅浪人なんて絶対失敗する」

「みんなと同じ塾に行った方がいい」

どれだけ多くの浪人生たちが親や周囲から反対されてきたことでしょう。

でも大丈夫!宅浪でも受かります。

私はフリーターから1年半の自宅浪人で中央大学法学部にセンター利用で合格しました。専修大学法学部は4年間の学費全額免除で合格です。

高校は普通科でもないので偏差値も測ったことがありませんでした。塾も通ったことはありません。

そんな私が宅浪に成功したのは

  • モチベーションを保つ
  • 効率だけを追求する

たった2つのことを守ったからでした。

ぜひ参考にしてください!

宅浪=失敗しやすいはホント?

そもそも本当に宅浪は失敗しやすいのか?

答えは「本人次第」としか言いようがありません。一方で宅浪について浴びせられる言葉には根拠がないし、宅浪にもメリットはたくさんあります。

  • 通学時間ゼロ。雨が降っても関係ない
  • 自分のペースで勉強できる
  • 他の受験生や先生との人間関係に悩む必要ゼロ
  • 毎日同じ服、髭剃りしなくてもOK
  • リスニングや音読し放題
  • ベッドで仮眠をとれる

こうして見るととても受験向きな環境だと思いませんか??

もちろん高い忍耐力や集中力が必要ですが予備校生も同じ。「宅浪は失敗しやすい」と決めつける方が可能性を狭めていると思います。

宅浪が合格しても本人と家族が喜ぶだけですが、予備校生が受かると大々的にPRされます。予備校で受かった人だけがフォーカスされやすいので

〇〇大に合格した彼は△△予備校に行っていたらしい!私も行こう!

こんな風になってしまうんですね。

私の経歴

「偏差値〇〇から合格!」

こんな受験体験記、よく見ますよね。私の場合はそういった話とは少し違います。

私は普通科の高校には通っていません。調理師免許を取る高校に進学しました。

模試を受けたこともなければ、偏差値という言葉も知りませんでした。宅浪してから初めて模試を受けました。

授業の大半は調理実習や栄養学みたいな科目でした。参考までにいうと、高校の授業は以下のような感じでした。

  • 国語:古文漢文を習わない
  • 数学:1とAをそれぞれ途中まで
  • 社会:世界史・日本史・現社・政経・地理などをまとめて
  • 英語:日本語字幕のディズニー映画を見るだけの日も
  • 理科:テストが「××年後、人類がどう進化すると思うか絵を描きなさい」だったことも

進学を想定していないので、専門学校みたいな雰囲気です。だから、受験勉強は小学6年、中学1年くらいの復習から始めました。笑

高卒後の動きは複雑なので、時系列にまとめました。

  • 2010年3月 高校(調理科)を卒業
  • 2010年4月 就職
  • 2010年9月 退職し、フリーターになる
  • 2011年7月 受験勉強を開始
  • 2012年1月 勉強開始から半年。大学受験に全て不合格
  • 2012年8月 洪水で家が浸水被害に遭い、1か月間勉強せず
  • 2013年1月 勉強開始から1年半。中央大学法学部(センター利用)などに合格

合格まで約1年半です。

また書いてある通り、宅浪中に家に浸水被害に遭いました。復興作業などで1か月勉強ができない期間があった中での自宅浪人でした。

予備校には一切通わず、参考書はネットで調べてアマゾンで買っています。

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なぜ大学に行くのかを明確に/生涯賃金が上がる可能性が高まるから

金

続いてお金の話です。笑

私は勉強に集中できるように迷いをなくすように努力しました。宅浪は孤独な戦いですがある意味で自由です。「絶対に大学に行った方がいいんだ」という信念を持った人じゃないと勉強し続けるのは難しいです。

高い学費を払ってまで大学に行く理由は何でしょうか。日本の大学は入学すれば卒業はほぼ確定です。大学に行かなくても同じような勉強はできるので、実質「大卒」の肩書きを得るために行くものとなっています。

理由は「お金」に尽きます。

独立行政法人「労働政策研究・研修機構」の試算によると、大卒と高卒の生涯賃金の差は約6000万円に上ります。高卒は4年間多く働いているのにこれだけの差が開いています。

  • 大卒の方が人気企業に就職しやすい
  • 同じ仕事をしても大卒の方が給与が高い
  • 大卒の方が出世しやすい

こういったところに要因があります。同じ仕事をするアルバイトですら大卒の方が給与が高くなるので、働けば働くほど生涯賃金の差が開いてしまうのは当然かもしれません。

高卒で活躍している人も多くいますが、統計的なデータとしても見ると大卒の方がお金を稼いでいます。多くの人にとって未だに大学はコスパがいいといえそうですね。

カギ①モチベーションを保つ

勉強

これが本当に本当に大事です。逆に言えば、モチベーションさえ自分の思い通りにコントロールできれば、あとは何とでもなります。

宅浪に限らず浪人を失敗するのは、

  1. 努力が足りなかった
  2. 努力の方向が違った

これしかないと思います。しかも圧倒的に①が多い。話を聞くと、不合格の人は大抵勉強しなさすぎです。

地頭が良いとか悪いとかの議論ができるのは、東大とか京大の難関校くらいだと思います。そういった大学でも努力して入学した人がたくさんいます。

予備校生の授業は毎日8時間くらいはあるので、最低でもそれ以上の勉強をしないと論外ですよ。

勉強時間=机に座っている時間ではない

受験期に誤解しやすいところです。机に座っていても集中していなかったら勉強ではありません。

ぼーっとしている時間、ありませんか?

受験勉強は、できなかった(知らなかった)ことをできる(覚える)ようにしていく作業なので、ページを眺めていても絶対に頭に入りません。短期間でレベルアップするためには、「覚えるぞ!」「理解するぞ!」という気持ちを燃やしながら、学ぶのが絶対的に必要です。

受験期間は気分が乗る日もあれば、乗らない日もあります。集中できないなら、仮眠をとったり散歩したりして脳をリフレッシュした方がましです。

私は毎日14時間くらい机に座りましたが、集中して勉強できたのは大体12時間だったと思います。

やる気スイッチをたくさん作る

いきなりモチベーションが沸いてくることはありません。

「普段と違うことをする」「外部から刺激を受ける」のどちらかが必要です。

1~2年間のやる気を起こし続けるためには、「そんなやる気スイッチ」をたくさん作ります。

参考に私のやる気スイッチを紹介します。バカらしいものも結構ありますが、自分のやる気が出たらOKなので気にせずいきましょう。笑

  • 髪をワックスなどでセットする
  • スケジュール帳を見てこれまでの勉強を振り返る
  • 志望校のパンフレットを見る
  • 大学入学後にやりたいことを書いた紙を見る
  • 大学に受かった後、人生がバラ色になると妄想する
  • これまでの勉強の成果(模試の結果など)を見る
  • 受験失敗後の最悪のパターンを想像をして自分を追い込む
  • 漫画「カイジ」を読み、自分を追い込む
  • 今この瞬間も友達は金を稼いでいることを思い返し、自分を追い込む
  • 親が職場などで気まずい思いをしていることを考え、自分を追い込む
  • NHK「プロフェッショナル」で流れていたスガシカオの曲を聴く
  • どうしてもやる気が起きなかったら30分寝る

追い込む系が多いですね。笑

ネガティブな想像の方が必死になれます。

規則正しい生活をする

人間は慣れる生き物です。その特性を利用しましょう。

ありえないと思える勉強量も続けていれば慣れてきます。勉強が8時間の日は焦ります。

規則正しい生活をするとそういった生活リズムが体に染みついてくるんです。

私は6時半起床、13時仮眠(30分)、23時就寝というスタイルを続けました。

睡眠時間は7、8時間を確保すること

受験を頑張ろうとする人が陥りやすいことですが、睡眠時間を削るのは止めましょう。脳が本来の力を出せなくなるからです。

受験は長期戦なので体に悪いような勉強方法は逆効果です。脳のコンディションを整えることも受験の試練と思って、たっぷり寝ましょう。

就寝時間までにノルマが達成できなかった場合も同じです。

さっさと切り上げて「今日できなかったから、明日はまとめて頑張ってやろう!」と切り替えるくらいが丁度いいです。

誘惑との距離感を大事に

1年間、全ての誘惑を絶てますか?

まず完全にシャットアウトする必要はありません。受験勉強はストレスも溜まります。少しくらい解放しないとどこかで爆発してしまいます。

私もどうしてもストレスがたまる時は漫画を読んだり動画を見たり音楽を聴いたりしていました。メリハリをつければ何をやって大丈夫だと思います。

進学校以外は友人が足枷に?

一方で、携帯電話は1年以上オフのままで誰とも連絡を取りませんでした。

交友関係のある友達は誰も進学しておらず、遊びの誘いが頻繁に来ていたからです。集中できなくなるので「勉強するから」と伝えました。

フリーターなどの場合は、同じ目標を持って刺激し合える勉強仲間を作るのは正直言って難しいです。それは覚悟しておきましょう。

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カギ②効率だけを追求する

受験勉強の目的はなんですか?

試験に合格する点数をとるためですよね。当たり前すぎる質問かもしれません。

あえて言ったのは、この大前提を忘れている人があまりに多いからです。

  • ノートを綺麗にまとめる
  • 勉強するうちに興味がわいたので夏目漱石の本を読む
  • あまりに難しい英単語を覚える
  • 類推できるように英単語の成り立ちを覚える

これらに心あたりはありますか?

これらは受験に意味がないか、意味があってもコスパが悪すぎです。受験を通じて、人間的に成長しようとか雑学王になろうとか新たな趣味を見つけようといった考えも捨てましょう。

大学受験は合格する点数がとれたらいいんです。

上記のようなことは大学に合格してからやりましょう。

情報収集は徹底的に

今や受験は「情報戦」。受験は戦略が全てであり、知っているものが強いです。

予備校がいいと言われるのはこうしたノウハウがあるからかもしれません。ですが「何故そうするか」を理解せず、盲目的に先生の良い通りにする人がなんと多いことか・・

情報は自分で理解しつつ勉強に取り入れないと意味がありません。

  • 志望校の最近の傾向
  • どの科目を選択したら得なのか
  • 各教科ごとの効率的な勉強法はあるのか
  • 受験スケジュールはどうやって立てるといいのかなどなど・・・・

インターネットや受験対策本でこれらを徹底的に調べましょう。

スケジュールはアップデートできますが、志望校や選択科目は早めに決めた方がいいのでリサーチも早めの方がいいです。

母校の先生に頼ってもいいですが進学校でないと役に立たないと思います。

スケジュールを厳しく管理する

宅浪が厳しいと言われる理由の2つ目。自分を管理できない問題です。

私はノート型のスケジュール帳を使って自分を管理しました。

私のスケジュールの立て方は大雑把に言うとこんな感じでした。

  1. 志望校の合格点、教科ごとの難易度を知る
  2. 過去問などで自分の実力を把握する
  3. 教科ごとに目標点決める
  4. 教科ごとに必要な勉強量を見積もる
  5. 残りの受験期間で達成するロードマップを立てる
  6. それを1か月、1週間、1日分と細分化していく
  7. スケジュール帳に書き写し必ず実行する
  8. 模試の結果などを踏まえて常にアップデートしていく
  9. ⑦⑧を繰り返す

大事なのは点数を取ることなので勉強時間にはこだわらなくて大丈夫です。あまりに少ない場合は問題ですが笑

初めはスケジュールを立てるだけでも一苦労ですが、慣れてくると自分の学力が志望校にどれだけ足りないかがどんどんわかってくるので身が引き締まります。

受験に持参すれば精神安定剤にもなります。

参考書選びは慎重に

予備校生とは異なり、宅浪性の勉強道具は参考書だけ。

だからこそ、自分に合う良質な参考書を選びたいところです。これはネットや本で情報収集する際に調べましょう。

  • ずっと読まれている名著とされる参考書
  • ネットで評判がいい参考書
  • 自分が読みやすいと感じた参考書

私はこういうポイントを意識して選びました。というか、気になる参考書は全て買ってもいいと思います。

なぜなら予備校代は平均して年間60万~100万円がかかるとされており、参考書をいくら買っても数万円しかかからないからです。

自分に合う勉強法や参考書を自由に選べる。これこそ宅浪の強みです。

私が1年半で買った参考書は総額10万円くらいだったと思います。

参考書は3回読むこと

参考書をたくさん買って注意しないといけないのは「買って満足しないこと」です。

私が重視したのは3回読むこと。勉強は復習が全てなので短い間隔で3回読めば頭に定着してきます。わからない内容も3回も読めば理解できます。

内容が初歩的すぎる場合は1回でもいいですし、意味のある本なら10回以上読み直しました。

まとめ:時間は使い方次第

以上になります。やや過激な主張でしたが、宅浪を成功させるために「モチベーションを保つ」「効率だけを追求する」の重要性をまとめました。

この方法は他の勉強にも応用できると思います。同じ方法で私は1か月の勉強で簿記2級と3級をまとめて取得しました。

受験勉強は限られた時間のなかで、合格点にたどり着けるようにするものです。たった一年間とはいえ、「集中して」「効率よく」時間を使えば結果がついてくるのは当たり前ともいえます。

勉強法は別の機会にまとめます。