新聞を読み比べるタイミング【節目の日など】

新聞 マスコミ

「新聞を読み比べよう」

大学や会社でそう言われたことがあるかもしれません。でも毎日読むの大変ですよね・・・。

新聞を読み比べるのに向いている日があるって知っていますか??

今回は「新聞を読み比べるならどのタイミングがいいのか」を書きたいと思います。

新聞は読み比べてこそ

新聞は高い

新聞は高いし、文字も多い。

よほどの新聞好きじゃないと何枚も新聞は読めません。ましてや全部の記事を見比べるなんてなかなかできることじゃないです。

新聞で論じられるトピックは犯罪=悪のように簡単に片づけられるものは少ないです。憲法改正、原発政策、外国人移民などは読む新聞によって論調は大きく変わります。

一つの新聞だけを読むといつの間にか論調に影響を受けるのは自然なことです。お気に入りの1紙があるのはいいことですが、たまには他の新聞と読み比べてみると新しい視点や気づきがあるはずです。

ネットニュースは無料ですが、記事がカスタマイズされるので受け取る情報が新聞以上に偏ってしまうデメリットがあります。幅広い情報を得るには、自分がそういったことを意識して行動する必要があります。

毎日読み比べなくてもいい

読み比べは毎日する必要はありません。

読み比べに向いている日があります。

そういった節目節目に読み比べをするだけでも十分です。これなら出費も抑えられ、節約になりますね。

読み比べはこれからどの新聞を購読しようか迷っている人にもオススメです。たまに読み比べて気に入った新聞が見つかってから購読したらいいと思います。

読み比べに向いているタイミング2選

新聞

1.節目の日は各社が同じテーマを扱う

まず最も推奨したいのは節目の日です。2019年であれば以下のようなものがあります。

  • 1月1日(正月)
  • 1月17日(阪神淡路大震災の日)
  • 3月11日(東日本大震災の日)
  • 3月20日(地下鉄サリン事件)
  • 4月1日(新元号の発表)
  • 5月1日(元号が変わる日)
  • 5月12日(裁判員制度導入から10年)
  • 8月15日(終戦記念日)

正月、終戦記念日などは毎年必ず訪れるので毎年関連した報道がなされます。東日本大震災や地下鉄サリン事件なども、社会的なインパクトが大きすぎるので、報道は毎年の恒例になっています。

つまり、各社が時間をかけて書いているので個性が出やすいんです。

正月の1面には各社が最も自信のある原稿載せますし、3月11日は東日本大震災、終戦記念日は太平洋戦争を焦点をあてた珠玉の原稿が用意されます。

マスコミ各社はこの日に合わせてチームを組織したり、ベテラン記者を現地に派遣したりして、時間をかけて取材します。紙面の構成も工夫されます。

社内会議で偉い人が議論して、「どのページにどの大きさの記事を載せるのか」「見出しはこれでいいのか」などを検討しています。写真の構図も普段より、こだわったものが出てきます。

一方で、普段の記事は基本的に記者個人の力量次第。社内の異動があれば記事の質も変わるので、読み比べには向きません。

2.ビッグニュースの翌日(または翌々日)は違いが出る

ビッグニュースとは以下のようなニュースです。

  • 日産自動車のゴーン会長が逮捕された
  • 国交副大臣が「忖度」発言で辞任した
  • 新たな元号が発表された
  • ブラックホールの撮影に初めて成功した

新聞の1面にでっかく載るようなニュースですね。これも翌日に各社が同じテーマで書くので比べ易いです。

ニュースが起きた瞬間からスタート、なので力量が試されますね。

「社説」「一面の扱い」「政治の分析記事」を見る

新聞の違いをみるなら、これらを見ることで違いが見えてきます。

社説は新聞社の意見なので、見たまんまで違いがわかります。

新聞記者はニュースの扱い方にも注目します。掲載される場所は、新聞社がどのニュースを重要視しているかを読み解く材料になります。特に一面に載せるニュースは最も激しく議論されます。

「政治の分析記事」も読み比べには適しています。政治ニュースは通常、大量の情報を分析しながら書かれます。記事ができ上がるまでにたくさんの人のチェックが入っているので、そのうちに会社の政治スタンスに寄っていきがちです。

一方、事件やスポーツ、文化記事の記事の質は、記者個人の力量次第な部分が大きいので、比較に向きません。

掲載が翌々日のときもある

ビッグニュースがあれば基本、翌日に詳しい分析が乗りますが、ニュースが遅すぎると締め切りに間に合いません。そのときは翌々日にニュースが載ります。

例を挙げます。

4月10日、櫻田義孝五輪相が辞表を提出し、直後からテレビやネットで大々的に報道されました。辞表を提出したのは4月10日の20:00ごろ。つまりこの時間から急いで記事を書いているので、分析する時間がありませんでした。

翌11日の朝刊はどこもこんな感じでした。

  • 辞職に至った経緯
  • 反応

翌々日にあたる12日はどの新聞も精力的に記事を書いています。新聞は締め切りがあるので、ニュースの時間が遅ければ遅いほど内容が「薄く」なってしまうんですね。

選挙も同様で、結果がわかるのが深夜なので翌々日の新聞に選挙の読み解き方が掲載されています。

読み比べなくていい記事

実は「違う新聞でも記事の内容がだいたい同じ」ということはよくあります。

  • 記者会見した
  • 〇〇(都道府県、警察、省庁など)は××と発表した

上記のような場合です。

この場合、記者はみんな同じ会場で同じ話を聞いているので、内容の差が出ることはなかなかありません(当たり前ですが・・)。なので、記者会見部分は新聞を読み比べるだけ時間の無駄になります。

新聞のスペースが余っていて、たくさんの文字数が載る場合はあります。

記者会見の内容以外の部分でどのような付加価値を付けられるかは記者の力量が問われている部分です。